こんにちは、ビジサポ相談員の山田です。
前回は「小企業資金の対象者」について取り上げましたが、
今回は「使用用途」や「借入」などについてのよくある質問に回答していきます。
Q:現在信用保証協会の保証付で500万円の残高がありますが、あといくら利用できますか。
A:この制度は信用保証協会の保証付き融資残高と、今回の申込額合算で1,250万円以下であることが要件です。そのため残り利用可能額は750万円になります。
小企業資金の利用を考えている方は、既存の保証付き融資残高を確認してお申込み下さい。
なお、保証付借入が1,250万円を超えている方は小企業資金が使えませんので、
運転資金の長期または中期、設備資金の長期または中期の利用を検討して下さい。
Q:長期で返済したいのですが、返済期間は何年ですか。
A:返済期間は最長5年(60ヶ月、据え置き期間6ヶ月以内を含む)です。
例えば、借入額500万で据置を置かず翌月から返済予定であれば、毎月の返済額は83,000円になります。
借入額500万円の場合、初年度の本人負担の金利は約12,000円、月間約1,000円です。
Q:資金の用途が設備資金でも利用ができますか。
A:この資金は、運転又は設備資金、運転・設備両方の資金としても利用ができます。
例えば、飲食業を営む方の店舗改装設備資金と諸経費支払いのための運転資金、
印刷業やサービス業等を営む方の運転資金、アパート・マンション経営の方の改装設備資金などにご利用いただくことが可能です。
Q:借換はできますか。
A:既に小企業資金を利用しており、借入れ時から1年以上経過している方は借換可能です。(小企業借換資金の利率、利子補給、期間など は小企業資金と同様)
例えば、前回利用の残債200万円を同時に返済条件で、
新たな事業資金300万円を加え500万円借りるケースや、
複数口の残債務100万円(毎月返済5万円)と200万円(毎月返済5万円)を返済条件に、
追加の事業資金200万円と一本化し500万円(毎月返済83,000円)借りることもできます。
この借り換えにより毎月の返済負担を増やさず、
複数口の一本化では返済額を減らすこともできます。(上記の例では毎月合計10万円が83,000円に減少)
皆さんの疑問は解決されたでしょうか?
長く事業をやっている方でも、融資あっせん制度や小企業資金をご存知ない方がいらっしゃいます。
金利負担の軽い「小企業資金」や返済負担の軽減が図れる「小企業借換資金」を活用し、
資金繰りや収益の改善を図るのはいかがでしょう。
融資あっせんの申込方法や申込時必要書類等については、
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