食の楽しさを伝え、日本の食をより知的に美しく
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春の顔、アスパラガスとカツオのあっさり南蛮漬け。
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色あざやかな、桜えびとそら豆の春色ごはん。
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ご飯がすすむ、うどと豚肉の照り焼きロール。
どれも凝った料理にみえますが、
実は調理科学を活かして手間を省いた簡単料理ばかり。
しかも、美味しい・ヘルシー・美しい!
嬉しいづくしのメニューです。
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考案したのは、
この春「Otavert(おたべーる)」を開業した、
管理栄養士の緑川涼佳(みどりかわ・さやか)さん。
「お嬢様レシピの会」と名づけた料理教室を
池袋で開いています。
「お嬢様レシピは
すべての女性にお嬢様でいてほしい、
女性の力になりたい、という思いをこめた
“料理をあまりしない”“美味しいものじゃないと満足しない”
お嬢様も喜ぶレシピです(笑)
仕事や家事、育児で忙しい女性が
一分一秒でも台所にいる時間を短くして
自分の時間を楽しんでもらえるような料理を提案しています!」
食の知識をもった“知的美人“を増やしたい
料理教室の人気の秘密はレシピだけではありません。
それは
参加者は“作らなくていい”料理教室ということ。
緑川さんの手際の良い調理をじっくり見ながら
質問をしたり、ときには参加者同士の話で盛り上がったり。
のびのびとしたスタイルは気軽に参加しやすいと
料理が苦手な人や三食作るのが日課のママさんからも好評です。
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「知らなかった!」「これならできそう!」キッチンに笑顔と感嘆の声があふれます。
「極論、(習ったレシピを)作らなくてもいいんです。
ここで食べて、おしゃべりして
食の楽しさや面白さを知ってもらって、
それが食への意識が高まるきっかけになればいいと思っています。
メディアで“これがいい”と言われたらスーパーに走るのではなく、
一人一人が知識をもって、
自分の意志で食を選びとれる。
そういう知的さをもった心も体も美しい人を増やしたい。
『日本の食・知的美人化計画』と私は言っているんですが、
お嬢様レシピはそのしかけの一つです。」
食と人をつなぐ、私らしい新しい働き方をもとめて
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緑川さんは大学で栄養学を学び、食品メーカーに就職。
6年間、商品開発などを担当したのち
栄養士や調理師を養成する専門学校に転職します。
「専門学校では
学生と食品メーカーなどの企業をつないで
商品やレシピの開発をしました。
みんなで一緒にひとつのものをつくりあげるのは
アイディアがどんどん広がって、すごく楽しくて。
私はたくさんの人と関わるのが好きなんだと改めて気づきました。
また、そのなかで農家さんとも関わるようになり
私はそうした“食に関わる人の想い”と
味や香りや料理などの“食の多様性”をつないで
食の魅力を伝える架け橋になりたいと思ったんです。」
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私らしい働き方、
新しい管理栄養士の働き方を開拓したい。
「Otavert」をたちあげた緑川さんは
国内外の食材を使ったレシピ考案、食品の表示作成指導のほか、
生産農家とコミュニケーションをとりながら
農産物をPRするお手伝いもしています。
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「農業体験に来た親子向けに
その土地でとれた農産物を使ったレシピを考えたり、
販売所にレシピを置いてもらったりしています。
レシピは、いかにその食材の良さを生かし、
その土地を世界に発信できるか。
そして、どうしたら
”食に関わる人の想い”を伝えられるかを大切にしています。
そこに食材の彩りや香り、栄養素、料理といった
“食の多様性”を活かして、
どこから切っても面白い多角的な切り口になるように
ものすごく考えます。」
日本に住むすべての人を健康にしたい
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食には人を幸せにする力がある。
緑川さんは
食を通じて笑顔で暮らす人が増えてほしいといいます。
「地方にはまだ知られていない魅力的な食材がたくさんあります。
私は一か所に落ち着いていられない性格なので(笑)
全国各地をまわり、
その土地の食べ物でレシピや商品を考えて
まちおこしのお手伝いができたらいいですね。
そして私の人生のテーマ、
“日本に住むすべての人を健康にする”を
実現したいと思っています!」
起業する方へ一言アドバイス
◆人生は一度きり!
「私は岩手出身で、震災で友達をなくした経験から
“人生は一度きり”と、思ったことはチャレンジしています。
後悔はしたくない、うまくいかなかったらやり直せばいい、
という思いで進んでいます。」
(インタビュー・記事:島 永吏子)
<としまビジネスサポートセンターご利用内容>
・女性のための起業塾への参加
・としまスタートアップオフィス入居
としまビジサポは、緑川さんのチャレンジをこれからも応援し続けます。