みなさまこんにちは。としまビジサポの金融相談員です。
平成23年度東京都制度融資の主な変更点をご紹介します。
― 「経営緊急」が終了し、「経営セーフ」が拡充 ―
国の景気対応緊急保証制度に対応した「経営緊急」が3月末で終了しますが、
「経営セーフ」の制度拡充がなされます。
拡充内容
①融資期間 : 運転・設備資金共に10年以内(運転資金は従来7年でしたが、10年に延長)
②据置期間 : 2年以内(従来1年以内でしたが、2年以内に延長)
また、小規模企業者(従業員数が製造業等は20人以下、卸売業・小売業・サービス業は5人以下)に対する保証料補助50%は、「経営セーフ」にもあります。
そのため、「経営緊急」と同一の内容の融資を「経営セーフ」で利用可能となりました。
セーフティーネットにも変更があります。
「経営セーフ」の利用には、セーフティーネット保証5号に係る区市町村長の認定が必要となりますが、要件が、
・最近3カ月間の売上高減少基準が、3%以上から5%以上に変更になりました。
従来の利益率の減少を理由とした基準は廃止されましたが、
・今般の地震の発生後、最近1か月の売上高が前年比20%以上減少し、かつ、その後2カ月間を含む3カ月の売上高が前年同期と比べて20%以上減少することが見込まれる
ケースも認定が可能となりました。
認定の対象となる指定業種は、23年度上半期は従来と同様、原則全業種である82業種となりました。
ご不明な点は、としまビジネスサポートセンターにお問い合わせください。