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‘起業家紹介’ カテゴリーのアーカイブ

起業家紹介:かぐやライゼビューロー 杉江 真理子さん

2018年3月12日 月曜日

「ドイツ語圏の人の心をくすぐる、日本の旅を届けたい」

 

「ドイツ語圏の人々って商店街が大好きなんです。

だから巣鴨はうけると思うし、

ポケモンとかアニメも好きなので、サンシャインシティも好きだと思います。

ドイツ語圏の人々にとって、豊島区は最高ですね!」

 

 

”伝えたくてしかたがない!”

 

 

目を輝かせながら

ハリのある声で楽しそうにお話される姿に

熱意があふれています。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杉江真理子さん。

ドイツやオーストリアなどのドイツ語圏から

日本へ旅行する人に観光案内をする

「かぐやライゼビューロー」を

昨年9月に開業しました。

現在は豊島区のシェアオフィス、

としまスタートアップオフィスを拠点にしています。

日本では珍しい「ドイツ語圏の観光客に特化」した、旅行サービス。

その原点は、杉江さんの学生時代にありました。

 

 

「かぐやライゼビューロー」のホームページ。美しく、わかりやすく日本のみどころが紹介されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社名の「かぐや」は大学院でも学んだ「竹取物語」からきているのだそう。(ライゼビューロー:ドイツ語で旅行会社)

 

 

 

杉江さんは

日本文学の研究者をめざしていた大学院生の頃、

学業の合間にできるアルバイトはないかと

情報誌を手にとります。

 

 

「たまたま添乗員のアルバイトを見つけて。

“週何日でもOK”と書いてあって

もともと旅行が好きだったし、私でもできるかなと応募したんです。

最初の2年くらいは国内でしたが、

たまたま中欧のツアーに私が行くことになって

それから海外によく出させてもらうようになりました。

ドイツや、チェコ、オーストリア、ハンガリーと

月に一度は行きました。楽しかったですね。

でも始めはドイツ語も全然喋れなかったですし、

お客さんも世界中をまわってきたような

意識の高い年配の方が多くてなかなか大変でした(笑)」

 

 

とくに大変だったのが、

現地の情報が少ないこと。

当時はベルリンの壁が崩壊してまもない頃で、

チェコやハンガリーは

「秘境」と呼ばれていたほど

旅行先としてはまだ珍しかったそうです。

 

しかし、

ここで杉江さんの研究者気質が発揮します。

 

「お客様の疑問には徹底的にこたえたい。

とことん調べるのが好きなんです。

先輩の添乗員さんやガイドさんから教わって

各地の生の観光情報を勉強しましたし、

航空会社に行って資料をもらって勉強して学んだり、

大使館や観光局を尋ねて教えてもらったり。

ニコニコしながら、どこへでもつっこんでいきました(笑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スペインにて

 

 

杉江さんの持ち前の明るさと行動力で

異国でもどんどん広がっていく、人の繋がり。

大学院の卒業が近づく頃には

チェコの旅行会社から声がかかり、

杉江さんはプラハとウィーンで就職します。

 

中央ヨーロッパの風土や文化、人々の考え方を

肌で感じる毎日。

杉江さんにとって、ドイツ語圏・中央ヨーロッパは

日本と同じくらいに大切な場所になっていきました。

 

 

 

 

ドイツ語圏の人の心に響く日本の魅力を伝えたい

 

日本に帰国した杉江さんは、

大手旅行会社等で働いたのち

インバウンドの旅行会社で通訳案内士の派遣をする仕事に就きます。

そのとき

ドイツ語圏からの観光客が少ないことを実感しました。

 

「英語やフランス語のガイドさんのリクエストは多いのに、

ドイツ語のガイドさんはあまりないんです。

調べてみると、ドイツ人はフランス人に比べて2倍の人が海外旅行に出ているのに

日本に観光客として来るドイツ人はフランス人の7割しかいない。

これは大きなポテンシャル(可能性)があると思って上司に話したところ

やれ!と後押ししてくれたんです。」

 

そして、杉江さんは

「かぐやライゼビューロー」を開業。

添乗員の経験や現地の生活で得た感覚を生かして、

ドイツ語圏の人々の目線で旅を提案します。

 

たとえば、こんな風に。

「ドイツは海が北海しかないし太陽もあまり出ないので

ドイツ人は海辺で寝転がって日光浴をするのが好きなんです。

ただ、わりと(お金に)シビアで

人の少ない知られざるところが好きなんですよ。

沖縄もいいんですが、費用が高いイメージがあります。

私は静岡の下田や鳥取の岩美町をおすすめしますね。

すっごくきれいなんですよ!」

 

ドイツ語圏の方に喜ばれる旅を通じて

日本に親しんでもらいたい。

 

また、杉江さんがそうだったように

日本に滞在するドイツやオーストリアの若者に

観光案内の仕事をしてもらい、

ドイツ語圏と日本とをつなぐ役割を担ってもらえたら。

 

人とのつながりを大切にしている、

杉江さんらしい夢が膨らみます。

 

そして…旅のアイディアも日々膨らんでいます!

 

「できるだけ日本の暮らしを味わってほしい。

日本語しか通じない旅館がまだ多いですが

そういうところが(日本らしさがあり)良かったりするので間に入りたいですね。

それから料理教室も、としまスタートアップオフィスの仲間と考えていて…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなところに行きたい。

こんなことを体験したい。

 

“かぐやひめ”のような無理難題も

「かぐやライゼビューロー」なら応えてくれるかも!

と、ついつい期待してしまうほど

探求心とおもてなしの心にあふれた杉江さん。

 

旅のお手伝いで

ドイツ語圏と日本の架け橋としてのさらなるご活躍が楽しみです!

 

 

起業家へのアドバイス

素直に、謙虚に、みんなに聞こう!

「どんなときも

私は絶対誰かに相談しますね。

1人で考えるよリもいい知恵がありますし、

他の人を紹介してくれたりもしますよ!」

 

杉江さんのこの素直さが、

みんなに愛される魅力なんですね。

 

                             (インタビュー・記事:島 永吏子

 

<としまビジネスサポートセンターご利用内容>

・としまスタートアップオフィス入居

 

 

としまビジサポは、杉江さんのチャレンジをこれからも応援し続けます。

 

 

 

人間力アップセミナー

2018年2月5日 月曜日

としまビジサポのお客様、原田諭貴子さまからイベントのお知らせです!

豊島区男女平等推進センターとの共催で、「前向きに生きるための“人間力”」をテーマにセミナーを開催します。

アサーションやポジティブシンキングの方法を学び、ヒューマンスキルをアップしましょう!

<開催概要>

【テーマ】人間力アップセミナー ~改めて自分を見つめてみませんか~

【日時】3/8(木)10:00~12:00

【会場】としま産業振興プラザ3F(西池袋2-37-4)

【参加】無料、要申込、保育あり

【詳細・申込方法】http://www.city.toshima.lg.jp/050/1712070951.html

起業家紹介:長谷 幸子さん(Flowershop315)

2017年11月27日 月曜日

「あたたかい会話とともに“花のある暮らし”のお手伝いを」 

Flowershop315 長谷 幸子さん

 

 

 

空間いっぱいのびやかに広がる、花や緑。

色とりどり、形さまざまな美しさに

みているだけで心が華やぎます。


訪ねたのは西池袋にあるお花屋さん、「Flowershop315」。

ぱっと目を引く色鮮やかな花の多さが印象的です。

「私、お花というよりも色が好きなんです。

 グラデーションが好きであじさいのグラデーションをみるとドキドキしちゃう。

 だから、お店も鮮やかに、カラフルにしたいのかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店主の長谷幸子(はせ・さちこ)さんです。

 

 
花に向き合う、きりりとした表情とは対照的に

会話が始まったとたん、花開くように明るい笑顔。

笑いの絶えない楽しい会話が弾みます。

 

 

「うちにあるお花は、なるべく旬のもので、日持ちするもの。

あと、一本でも絵になる花が好きですよね。コストがかからないでしょ(笑)」

 

 

旬で、日持ちして、お得。

ハロウィン時期でかぼちゃが多いのもあるけれど

まるで八百屋さんでの会話のような・・・

 

 

「八百屋さんのように気軽な親しみを感じてもらえたら幸せです(笑)

うちは地域密着の花屋ですから。」

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かっこいい花の世界」に惹かれて

 

 

 

長谷さんが花の仕事に興味を持ったのは高校生のとき。

当時、花で空間を装飾するフラワーデザイナーが注目を集めていました。

 

 

「もともと細かいものを作る仕事がしたくて服を作るパタンナーも考えていたんですが、

その頃フラワーデザイナーが出始めで、すごくおしゃれなイメージだったんです。

何かかっこいいなぁって、もうそんな感じで花の専門学校に進みました(笑)」

 

 

卒業後、長谷さんは結婚式やイベント会場の装飾を中心としているフラワーショップに就職します。

花で非日常的な異空間を演出する毎日。

長谷さんは面白さと充実感を感じながらも

いつしか「自分が一生続けていく仕事は何だろう」と模索するようになりました。

 

 

「365日ずっと働いているような状態で、ちょっと違うことがやりたくなっちゃって。

それで20代の頃に仕事を辞めて、花業界の次に憧れていた海外生活をしました。

とはいってもやっぱり自信のあるものは花だったので、

まずアメリカで花屋や図書館の装花をするボランティアをして、

それから台湾に行って中国語を勉強しながら老舗のお花屋さんでアシスタントをしていました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その台湾で、長谷さんは未来につながる種をみつけます。

 

 

「たまたまボランティアで働かせてほしいとお願いした花屋のオーナーが

有名な台湾のフラワーデザイナーで、そのまま住み込みで勉強させてもらえたんです。

 

当時、日本でデザイナーというと「先生」の雰囲気があったけど、

お姉ちゃんみたいにフランクで人間味があって。

仕事はきっちりやるけど、ストイックでなくていい、自然体でいいんだとすごく影響を受けました。

 

それと、デザインルームの上に花屋があって

(お店の人が)お客さんと気さくに会話をしているのがいいなあと思って。

私は言葉の壁で日常会話くらいしかできなかったので、“雨が降ったから寒いね”とか、

お客さんをケアしてあげられるもっとあったかい言葉、深い言葉を話したい、

ありのままのラフな私でお客さんと会話ができる花屋をやりたいと思ったんです。

そこから、花もおしゃれなものより日常に近い花がいいと思うようになりましたね。」

 

 

 

 

 

ありのままの、私らしいお花屋さんを

 

 

長谷さんは帰国後、さっそく花の販売経験を積むために

小売店に勤めたり経営について学んだりしながら夢の実現に向けて進みました。

その間、結婚や出産、子育てと環境の変化もありましたが、開業に向けた準備をコツコツと

しておいたことで焦りや不安もなく思いをもち続けられたそうです。

 

 

 

そして2016年の春、「Flowershop315」をオープン。

会話をしながらお客さんのご希望にあったものを探っていく花選び、

花とじっくりふれあい充実した時間を味わえるワークショップなど

長谷さんが思い描いた、和やかで親しみあふれる花空間が広がります。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 毎月開催する、お子さま連れもお子様の参加もOKのワークショップ。(左は生花のリース、右はカボチャバーガー)
「家事や育児を忘れて集中するひととき」と子育てママにも人気だそう。

 

 

 

 

「花のある日常」を楽しんでもらいたい

オープンして一年半がたった今も

月が替わると始まったばかりのような新たな気持ちになると話す長谷さん。

― 店もお花も、お客さんに親しまれる存在に。

当初の思いを大切に、長谷さんは今日も笑顔いっぱいでお客さんを迎えます。

 

 

 

「特別なときだけ家にお花を飾るのではなく、

家の空間に自然と花がある、それが日常になればいいなあと思います。

そして、お彼岸やお墓参り、桃の節句など古くからある行事がどんどん削られていく

時代になっていますが、そうした行事を大切に守りながら花で四季を感じていただけるように、

伝えていきたいなと思います。」

 

 

 

 

★起業する方へひとことアドバイス

「成功した人の話を聞こう」

 成功した人は、成功した経験だけでなく、失敗を乗り越えた経験も知っている!

 

 

 

 

(インタビュー・記事:島 永吏子

<としまビジネスサポートセンターご利用内容>

・創業時の立上げサポート(特定創業支援認定)

としまビジサポは、長谷さんのチャレンジをこれからも応援し続けます。

 

 

美味しいベント「栄養学的“頭の良くなる小宴”に行ってきました!

2017年9月29日 金曜日

豊島区のシェアオフィス入居中の、Otavert(オタベール)代表・緑川さん主催のイベントに行ってきました!
今回のテーマは「岩手」「魚介」でした。
当日はお酒を呑みながら、次々と完成する美味しい料理を出来たてで頂きました♪
普通のお料理イベントと違う点は、管理栄養士である緑さんから栄養学に基づく「知っておくと得する知識」や、
漁師の息子であるおさかなのプロ・ながさきさんから、「すぐに実践できる美味しい魚介の選び方・調理方法」を学びました。
調理方法や食べ方ひとつ工夫するだけで、よりヘルシーに、おいしくいただけるんだな~と、目からウロコでした!

この 美味しいイベント「都会で町おこし!」シリーズ。次回をお楽しみに!

<Otavertホームページ> https://ameblo.jp/saya-labo/entry-12308863026.html

9/22開催★美味しい大人イベント「栄養学的“頭が良くなるレシピ”」

2017年9月20日 水曜日

区のシェアオフィス入居中の、Otavert(オタベール)代表・緑川さん主催の美味しいイベントを紹介します!美味しい料理とお酒を頂きながらレシピを学ぶこのイベント。
今回のテーマは「岩手」です!

<ポイント>
★栄養学的「頭が良くなる大人レシピ」教えます!
★魚介好き必見!
★岩手産ホップのビールor岩手産ワインで乾杯♪
★「出汁不要」の美味しいつみれ汁の秘密??
★当日の全料理のレシピブックプレゼント!
★「フェイスブック見ました」で500円割引!

<概要>
「都会で町おこし!産地直送の食材を使ったお料理で頭の良くなる小宴」
◆日時 9/22(金)18:30~20:15(9/21申込締切)
◆会場 としま産業振興プラザ(IKE・Biz)豊島区西池袋2-37-4 (池袋駅徒歩7分)
◆メニュー
★乾杯ドリンク
・遠野ホップのビールor岩手県産ワインのいずれか1杯(呑み足りない方は持込み自由♪)
★お料理
・脳を活性化させるおつまみ
・旬野菜や果物を使ったピンチョス
・季節のサラダ
・三陸産の秋刀魚 塩焼き
・三陸産の秋刀魚 ポワレ
・ムール貝の白ワイン蒸し
・岩手県沿岸の郷土料理 さんまのつみれ汁
・デザート
・その他は当日のお楽しみ♪
※メニューは作り方やポイントをすべてまとめ、レシピブックとしてプレゼントします!
◆参加費 5,500円(FBを見た方は500円割引)
◆詳しくはこちらのFBをごらんください⇒https://www.facebook.com/サクラーヌbiz応援プロジェクト女性起業家支援-411063495766513/


起業家紹介:金生展子さん(グレートキッズ幼児・児童教室代表)

2017年2月14日 火曜日

子どもの「生きぬく力」を育みたい】

起業家紹介:金生展子さん(グレートキッズ幼児・児童教室代表)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハイ!分かったー!」

次々とあがる手、教室に響きわたる声。

活気にみちた空間が広がります。

東池袋にある、「グレートキッズ幼児・児童教室」。

2歳から小学生までの異なる年齢の子どもたちが、一緒に競い合ったり励ましあったりしながら

体操や読み書き、音楽などを学んでいます。

 

「すごい!○○ちゃん、頑張ってみんなの前でお話できたね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちを包み込む明るい声。

グレートキッズ(幼児・児童教室)代表の金生展子(かのお・ひろこ)さんです。

印象的なのは、チャーミングな笑顔と人を引き寄せる求心力。

さんさんと降り注ぐ太陽の光のように

金生さんは力いっぱい子どもたちと向き合っています。

 

【生きぬくための学びを大切に】

「グレートキッズでは、子どもたちの“自分で生きぬく力” を育てるため、

自分で考え、自分から動くことを大切にしています。

子どもたちにとっては初めて殻を破る場所。ほとんどの子が始めは泣いたり嫌がったりしますが、

その壁をこえると成長がみえるんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生きぬく力を育む授業。

たとえば「コミュニケーションタイム」では、絵を見て自分で物語を作り、それをどうやったら他の人に伝わるかを

考え、自分の言葉で発表するといった「自分で考え、話し、伝える力」を養います。

また、看護師や音楽家、俳優、味噌屋さんなどいろいろな仕事をその道のプロから直接教わる「職育体験」は、

子どもたちが視野を広げながら人生にはさまざまな選択肢があることを肌で感じ、生きていくうえで欠かせない

柔軟さを身につけていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビリヤードのプロの本格的な指導に、真剣!                     携帯電話を解体。中はどうなっているのかな~?

 

 

【グレートキッズを立ち上げた想い】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちは、辛いけど頑張ったことや褒められて嬉しかった思い出を「宝物ファイル」に綴ります。

壁にぶつかったときにページをめくれば頑張ったときの自分がよみがえり、

「今度もきっとできる!」と前に進む勇気を奮いたたせてくれます。

頑張ることの積み重ねが自信を増し、自分を好きになることにつながっていく。

この感覚を幼児期に味わう大切さを、金生さんは自身の経験から強く感じています。

 

きっかけは、高校時代にさかのぼります。

16歳のとき、金生さんは当時数少なかった白血病を患い、地元を離れての入院生活を余儀なくされます。

病と闘う苦しさ、同じ病気で亡くなる友達を目の当たりにする辛さ、学校の仲間とかけ離れた日々を送る焦り、

退院できても離れていた学校生活や勉強になかなかついていけない厳しさ・・。

金生さんはいくつもの壁に直面しました。

 

「病気になると、まずは生きるのが大前提です。

でも、それを乗り越えると生きるだけではいけない。また乗り越えるべき課題が出てきて

“生きぬく力“  が大切

だと感じました。

自分はそんな子どもと親を支えられるような仕事がしたいと思うようになったんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうした夢を抱きながらも、50代か60代で実現できたら・・と

卒業後、金生さんはIT企業や飲食業、美容業に就きます。

しかし、30歳を手前に再びその思いがよみがえりました。

 

【実際に立上げを決意したのは?】

「病気で入院していた時、隣の病室にいた80歳のおじいちゃんが

『もっともっとやりたいことがあった。後悔している。』

と言っていたのをふっと思い出したんです。

未来があるのに何で先延ばしにしているんだ、過去を変える事はできないけれど、

未来を今に変えることはできるんじゃないか・・

よし、やろうっ!て覚悟を決めました。」

 

その後、夢を語るプレゼンテーション大会に出場したことが後押しとなり、

4年前、金生さんは夢の一歩としてグレートキッズを立ち上げます。

 

「夢を形にすること、一歩踏み出すことって実は簡単なんです。

本当に大変なのは、お金の事なども含めて続けていけるかどうか。

でもそれで前に進めないのはもったいない。

“お金は後からついてくる“と言い聞かせて頑張りました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指導のための勉強や場所探しや事業計画などすべてが初めてでしたが、

ただ前をみつめ、目の前のことを一つずつ乗り越えていきました。

スタート時は1人だった生徒も徐々に増え、今ではおよそ60人。

金生さんの夢は、日を追うごとに形になっています。

  

【これからの思い】

病気でいくつもの壁を経験し、それらを乗り越えてきた金生さん。

子どもの生きぬく力を育み未来を応援することに強い使命感をもっています。

 

「子どもの未来を一緒につくる、未来が見える仕事って楽しいですよ!天職だと思います。

もっといろんな人に関わってもらって地域で子どもを育んでいけば

子どもたちも地域も明るくなりますよね。

グレートキッズが区に広がって、全国に広がっていけばいいなぁと思います。」

 

子どものように目をきらきら輝かせて話す金生さん。

まさに“今を生きぬく”熱いまなざしで未来をみつめていました。

 

 

 

 

 

 

 

 (インタビュー・記事:島 永吏子)

 

<としまビジネスサポートセンターご利用内容>

・創業時の立上げサポート

・起業後の各種運営相談

・セミナー、勉強会へのご参加

・交流会へのご参加

 

としまビジサポは、金生さんのチャレンジをこれからも応援し続けます。

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