前回の続きです。今回から情報処理の簡単な例として、情報の中でも最も掴み易い売上データを取り上げ、如何にして意思決定に役立たせるようにするかをご説明します。
今から20年以上前のことですが、企業、特に製造業ではTQC(全社的品質管理)活動が盛んに行われておりました。このTQC活動では、色々な管理手法が開発され、その中の一つにZチャートというのがありました。Zチャートとは、下図に示すようなもので、月別売上高、累計売上高、年計売上高を一つのグラフにプロットしたもので、Zの字に似ているところからそう呼ばれています。
Zチャートも色々な活用方法があります。
次回は年計売上高に着目して、その有効な活用方法についてお話しいたします。