皆様こんにちは。私は、としまビジネスサポートセンターで起業相談を担当している商工相談員です。 本日から数回、経営上の簡単なアドバイスをいたします。
豊島区では、創業後2年程度経過した企業を対象として経営診断を行っていますが、成功している創業者の中には、情報を実にうまく活用して経営の効率化を図っておられる方がいます。情報を戦略的に処理して活用しているのです。
その一方で、情報を活用するといっても、色々な意味で限界があり、情報の渦に巻き込まれて混乱してくると、かえって情報そのものが煩わしくなり、例えば、月次決算すら遅れても全く気にしていない経営者の方もいらっしゃいます。
企業経営において、情報の重要性を的確に指摘したものとして、J.ガルブレイスがマトリックス組織について考察し、土屋守章が一部修正した式に
不安定の程度(U)=必要な情報量(N)?情報処理能力(P)
というのがあります。
次回はこの式の意味をご紹介します。お楽しみに!