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としまビジネスサポートセンター

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起業家紹介:Tokyo Edit 大住 奈保子(おおすみ・なほこ)さん

 

読み手に寄り添い、心動かす言葉を届けたい

 

 

   「Tokyo Edit」大住 奈保子(おおすみ・なほこ)さん

 

 

 

 

今回のインタビューは、

豊島区でコンテンツ制作会社を経営しながら

編集者・ライターとしても活動する女性。

取材のプロへの取材とあって、ドキドキしていると……。

 

「今日は来てくださって、ありがとうございます!」

 

 

 

にこやかに出迎えてくださった、大住奈保子さん。

一瞬で緊張がほどけました!

大住さんは金融・経済系コンテンツの企画・制作を中心に事業を展開する

「株式会社Tokyo Edit」の代表をつとめています。

 

 

大住さんは

企業のオウンドメディア運営や

PRコンテンツの設計を手がけるかたわら、

ご自身も編集者・ライターとして活動。

書籍や雑誌、Webサイトなど、さまざまな媒体へ寄稿しています。

 

 


大住さんが寄稿した情報誌や金融・経済書籍。幅広いジャンルで活動している。

 

 

 

 

「枠組みにとらわれず、いろんなことをやってみたかったんです。

文章を書くときは、“わかりやすく”を一番大切にしています。

ストーリーの流れや言葉のチョイス、文字の間隔や改行、画像の位置。

細部まで工夫を凝らして初めて、ストレスなく読める文章になると思っています」

 

 

仕事にかける思いを話しはじめると、とたんに凛とした表情になる大住さん。

「書くこと」は子どもの頃からいつもそばにある、大切なものでした。

 

 

 

 

 

 

「書くと伝わる」経験が仕事選びの原点に

 

 

「私は昔からしゃべるのが苦手でした。

それもあって、周りから誤解されることが多くて。

自分の気持ちをうまく伝えられないことに、ずっとコンプレックスがありました。

 

でも、口ではいくらがんばっても伝わらないことが、書くと難なく伝えられたんです。

それに味をしめて、好きな人に引かれるほど長いラブレターを渡したりもしていました(笑)。

学級新聞や卒業文集をつくるのも好きで、

普段はおとなしいのに、そういうときだけ張り切る子でしたね」

 

大学卒業後、“書くことを仕事にしたい”と思った大住さんは、

京都の編集プロダクションに所属。

日々の業務に取り組みながらいくつもの出版社に営業をかけ、

ライターとしての道を切り拓いていきました。

 

 

 

 

 

 

 

口座残高数千円!

 

資金繰りに悩んだフリーランス時代

 

 

“体当たり営業”でなんとか経験を積み、1年後には出版社に就職。

編集者として数々の企画に携わりますが、次第に独立したいと考えはじめます。

 

もっと身軽に、いろんなことに挑戦できたらいいなと思ったんです。

フリーランスなら今日決めたことを、明日すぐ行動に移せる。

自信はまったくありませんでしたが、

不安よりも“今すぐやりたい!”という気持ちのほうが勝ちましたね」

 

2015年にフリーランスの編集者・ライターとして独立。

ライターのほか、デザイナー、カメラマンなどを擁する

クリエイターチーム「Tokyo Edit」を立ち上げます。

しかし、当初は運営がうまく行かず、悩む日々が続きました。

 

「一番苦労したのは、資金繰りです。

とにかくいろんなことに挑戦したいという気持ちが先立ち、

しっかりとした収支計画も立てずに、無謀な投資を続けてしまったんです。

わずかだった手元の資金は、みるみるうちに減っていきました。

 

ついには口座残高が数千円になり、日雇いのアルバイトをしたことも。

日中はアルバイト、帰ってからは深夜まで原稿書きという生活を続けた結果、

げっそりとやせこけて体調まで崩してしまいました。

 

苦い経験ではありますが、自分で決めたんだと思えば

不思議とツラくはありませんでしたね」

 

壁にぶつかりながらも進み続けた大住さん。

独立から2年が経つころには関わるスタッフの人数も増え、

スタッフが働きやすい環境づくりや

事業の基盤をさらに固める法人化を考えるようになります。

 

そこで訪ねたのが、豊島区の「ビジネスサポートセンター」でした。

大住さんはおよそ半年間、

専事業計画書の書き方から税金・社会保険の知識、

ブランディングの仕方、

また資金計画の具体的な資金調達先や効率的な借り入れ方法まで

専門家に一から教わりました。

さらに豊島区の「女性のための起業塾」にも参加し

事業に必要な人脈をつくるサポートも受けます。

 

そして2017年、

「株式会社Tokyo Edit」として豊島区内に事務所を開設。

1期目の現在は、事業を軌道に乗せるために奮闘しています。

 

 

 

 

起業しても、1人きりでがんばらなくていい

 

 

フリーランスから株式会社の代表になった大住さん。

新しい目標に向けて、前進を続けます。

 

 

「今は独自のコンテンツ解析ツールを開発するべく、準備を進めています。

“たぶんこんな企画がウケるだろう”という感覚だけに頼っていては、

読み手にとってもお客様にとってもよいコンテンツにはなりません。

ツールによって読者の動きを正確に把握し、

“読み手本位”の姿勢をさらに追求したいと考えています。

 

同時に、貯蓄や節約、ローンや投資などの

金融の基礎知識を配信するメディアも開設したいと考えています。

正しいお金の知識があれば、高給取りでなくても資産家でなくても、

大事な人を守りながら、幸せな人生を過ごせるはずです。

高齢化が進む今だからこそ、わかりやすい金融・経済の情報を発信することで

笑顔で長生きする人を増やせればと思っています」

 

法人化してから、周りの人のありがたさを

より強く感じるようになったという大住さん。

ビジサポ主催の起業塾で出会った仲間をはじめ、

経営者とのネットワークもおのずと広がっていきました。

 

「現在1期目なのでまだまだこれからですが、

勇気を出して一歩踏み出せば、手を差し伸べてくれる人は

たくさんいるんだと気づきました。

今思い出しても顔から火が出そうな失敗もたくさんしましたが、

厳しくもあたたかい方々のご指導でなんとか乗り切ってきました。

 

起業するんだから、どんなことも1人でがんばらなきゃ

いけないなんていうことはない。

まずは出会う人、出会う人に

“こんな事業がやりたい”と熱く語るところからはじめてみてください。

その思いに共感する人の輪がチームになり、起業を後押ししてくれると思います」

 

とことん読み手に寄り添いながら

新しいことにも積極的に挑戦する大住さん。

起業は大変さもあるけれど、

それ以上に楽しさもやりがいも、生きぬいている感覚もある。

大住さんの姿から

自分の「やってみたい!」に素直に従ってみよう、と

勇気をもらいました!

 

「Tokyo Edit」のこれからに乞うご期待です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起業する人へ一言

 

「早めに事業計画を立てておこう!」

 

 

起業を考えはじめたらすぐに、事業計画書をつくってみましょう。

最初はビジネスモデルと大まかな収支計画くらいの

簡単なものでも構いません。

 

具体的な数値に落とし込むことで、始めようとしている事業の収益性や

これから進むべき方向が自然と見えてきます。

としまビジサポでも、事業計画書の書き方を教えてもらえますので、

ぜひ利用してみてください。

 

起業間近になったら、細かい資金繰りの計画も立てましょう。

資金が不足すると、気持ちが焦って

冷静な判断ができなくなります(体験談)。

ここまで準備すれば、あとは思い切って起業するだけ。

山あり谷ありだけど、最高に楽しい世界が待っていますよ!

 

 

 

<としまビジネスサポートセンターご利用内容>

・女性のための起業塾への参加
・創業時の立上げサポート(特定創業支援認定)

としまビジサポは、大住さんのチャレンジをこれからも応援し続けます!

 

 

(インタビュアー・記事制作/島 永吏子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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