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起業家紹介:金生展子さん(グレートキッズ幼児・児童教室代表)

子どもの「生きぬく力」を育みたい】

起業家紹介:金生展子さん(グレートキッズ幼児・児童教室代表)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハイ!分かったー!」

次々とあがる手、教室に響きわたる声。

活気にみちた空間が広がります。

東池袋にある、「グレートキッズ幼児・児童教室」。

2歳から小学生までの異なる年齢の子どもたちが、一緒に競い合ったり励ましあったりしながら

体操や読み書き、音楽などを学んでいます。

 

「すごい!○○ちゃん、頑張ってみんなの前でお話できたね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちを包み込む明るい声。

グレートキッズ(幼児・児童教室)代表の金生展子(かのお・ひろこ)さんです。

印象的なのは、チャーミングな笑顔と人を引き寄せる求心力。

さんさんと降り注ぐ太陽の光のように

金生さんは力いっぱい子どもたちと向き合っています。

 

【生きぬくための学びを大切に】

「グレートキッズでは、子どもたちの“自分で生きぬく力” を育てるため、

自分で考え、自分から動くことを大切にしています。

子どもたちにとっては初めて殻を破る場所。ほとんどの子が始めは泣いたり嫌がったりしますが、

その壁をこえると成長がみえるんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生きぬく力を育む授業。

たとえば「コミュニケーションタイム」では、絵を見て自分で物語を作り、それをどうやったら他の人に伝わるかを

考え、自分の言葉で発表するといった「自分で考え、話し、伝える力」を養います。

また、看護師や音楽家、俳優、味噌屋さんなどいろいろな仕事をその道のプロから直接教わる「職育体験」は、

子どもたちが視野を広げながら人生にはさまざまな選択肢があることを肌で感じ、生きていくうえで欠かせない

柔軟さを身につけていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビリヤードのプロの本格的な指導に、真剣!                     携帯電話を解体。中はどうなっているのかな~?

 

 

【グレートキッズを立ち上げた想い】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちは、辛いけど頑張ったことや褒められて嬉しかった思い出を「宝物ファイル」に綴ります。

壁にぶつかったときにページをめくれば頑張ったときの自分がよみがえり、

「今度もきっとできる!」と前に進む勇気を奮いたたせてくれます。

頑張ることの積み重ねが自信を増し、自分を好きになることにつながっていく。

この感覚を幼児期に味わう大切さを、金生さんは自身の経験から強く感じています。

 

きっかけは、高校時代にさかのぼります。

16歳のとき、金生さんは当時数少なかった白血病を患い、地元を離れての入院生活を余儀なくされます。

病と闘う苦しさ、同じ病気で亡くなる友達を目の当たりにする辛さ、学校の仲間とかけ離れた日々を送る焦り、

退院できても離れていた学校生活や勉強になかなかついていけない厳しさ・・。

金生さんはいくつもの壁に直面しました。

 

「病気になると、まずは生きるのが大前提です。

でも、それを乗り越えると生きるだけではいけない。また乗り越えるべき課題が出てきて

“生きぬく力“  が大切

だと感じました。

自分はそんな子どもと親を支えられるような仕事がしたいと思うようになったんです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうした夢を抱きながらも、50代か60代で実現できたら・・と

卒業後、金生さんはIT企業や飲食業、美容業に就きます。

しかし、30歳を手前に再びその思いがよみがえりました。

 

【実際に立上げを決意したのは?】

「病気で入院していた時、隣の病室にいた80歳のおじいちゃんが

『もっともっとやりたいことがあった。後悔している。』

と言っていたのをふっと思い出したんです。

未来があるのに何で先延ばしにしているんだ、過去を変える事はできないけれど、

未来を今に変えることはできるんじゃないか・・

よし、やろうっ!て覚悟を決めました。」

 

その後、夢を語るプレゼンテーション大会に出場したことが後押しとなり、

4年前、金生さんは夢の一歩としてグレートキッズを立ち上げます。

 

「夢を形にすること、一歩踏み出すことって実は簡単なんです。

本当に大変なのは、お金の事なども含めて続けていけるかどうか。

でもそれで前に進めないのはもったいない。

“お金は後からついてくる“と言い聞かせて頑張りました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指導のための勉強や場所探しや事業計画などすべてが初めてでしたが、

ただ前をみつめ、目の前のことを一つずつ乗り越えていきました。

スタート時は1人だった生徒も徐々に増え、今ではおよそ60人。

金生さんの夢は、日を追うごとに形になっています。

  

【これからの思い】

病気でいくつもの壁を経験し、それらを乗り越えてきた金生さん。

子どもの生きぬく力を育み未来を応援することに強い使命感をもっています。

 

「子どもの未来を一緒につくる、未来が見える仕事って楽しいですよ!天職だと思います。

もっといろんな人に関わってもらって地域で子どもを育んでいけば

子どもたちも地域も明るくなりますよね。

グレートキッズが区に広がって、全国に広がっていけばいいなぁと思います。」

 

子どものように目をきらきら輝かせて話す金生さん。

まさに“今を生きぬく”熱いまなざしで未来をみつめていました。

 

 

 

 

 

 

 

 (インタビュー・記事:島 永吏子)

 

<としまビジネスサポートセンターご利用内容>

・創業時の立上げサポート

・起業後の各種運営相談

・セミナー、勉強会へのご参加

・交流会へのご参加

 

としまビジサポは、金生さんのチャレンジをこれからも応援し続けます。

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